「私がモテてどうすんだ」で、久しぶりに少女漫画で萌えた
私がモテてどうすんだ(1) (講談社コミックス別冊フレンド)
- 作者: ぢゅん子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/10/11
- メディア: コミック
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昨日から、この漫画を読み始めた。
…いい。非常にいい。最近、少女漫画に飢えていたせいか、めちゃくちゃヒットした。(「ちはやふる」も読んでるけど、あれはもはやスポーツ漫画だと思っている)
ストーリーは超腐女子なヒロインが、超カッコイイ男子4人から好意を寄せられるというもの。文字に起こすと「なんだ、よくある乙ゲーか!」と思われるけれど、読んでみるとヒロインの「腐女子」がすごく爽快なのだ。
「複数人の超カッコイイ男子から言い寄られる」パターンは、「キャンディ・キャンディ」あたりから続く、少女漫画の王道中の王道。どの男子も魅力的で「誰を選ぶの!」「私なら彼!」みたいな話題で読者は盛り上がる。でも、ヒロインから「彼を選ぶわ…」「ううん、誰も選びません」なんて空気が漂い始めると、自然に読者の興味が薄れてくるのが難しいところだったりもする。
なんていうか、盛り下がるんだよねぇ。ほかの男子を断わるときの「ふーん、あっそ」な感じ。女の敵は女であるせいか、誰かを選ぶ=いい子ぶりっ子しやがって、となる。(私だけか、私の僻みか)
「私がモテてどうすんだ」を読んで「いいなぁ」と思ったのは、ヒロインが迷っているようで、実のところ全然選ぶ気がないところ。この女、本当に二次元しか見てない。みんなが「好きです」「付き合ってください」とまで伝えているのに、「ごめんなさい、私、『◯◯』に出てた△△くんに恋したの!」とか言う。コミケでBL本を買わせたりする(でもみんな、彼女が好きだから引き受けちゃう)。
いちいち「あほか!」と思う。でも、この逃げ道、嫌いじゃない。むしろ「この手があったか!!」と膝をたたくほうが多い。「腐女子」というキラーカードのおかげで、女の敵である「いい子ぶりっ子」からヒロインをうまく回避させている。
キャラクターも「腐女子」にちゃんと合わせられてていい。男子それぞれの設定が、タレ目×さわやか×同級生、ツリ目×口悪い×同級生、細目×天然×年上、大き目×かわいい×年下。
これは、腐女子じゃなくとも組ませたくなる…気がする(私は腐女子じゃない)。私だったら、年上×年下が好きだから、そっちでいく気がするな。安易だけど(私は腐女子じゃない)。
アニメ化するみたい。ちょっと楽しみ。