イルミネーションとあのころの私と。
キラキラの季節。きらきらきらら。
恋愛経験がないに等しい私にとって、この季節に思い出すのは編プロ時代のことです。
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編集系のお仕事はこの時期、いわゆる「年末進行」とやらで息が詰まるような忙しさだったりします。
※雑誌や書籍系は特に。
社会人経験も編集ライティング経験もミジンコ程度で。そんな中での、ジェットコースターみたいな忙しさとの戦いだったので、すごく殺気立ってたんですよね。そして、ビクビクしてた。
要量が悪くて足ばっかり引っ張る立場だったので、自信なんてものは今以上になかったよなぁと。だから、イルミネーションなんてあんまり見てなかったですよね。いいなぁ、見に行きたいなぁとか思う一方、光に群がる人たちを「急いでんねん!どいてくれ!!」とかき分けて歩いてました。
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今思い返してみると、当時の一番の敗因は「インプットの時間をおろそかにしていたこと」だったような気がします。
時間がない、怒られないようにしなきゃ、はやくやらなきゃ。そんなことばっかり考えてて、目の前にあるタスクを片付けることしかしていなかったんです。先々のことなんか、考えようともしてなかったです。そりゃ、要量も悪くなるし、失敗しますわな。自分の足元ばかり見てちゃ、電柱にぶつかりますわな。ああもうごめんなさい!
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いまでこそ、この仕事に限らず、インプットする時間がいかに大切かがわかります。何が起きているのか、話題なのか、流行りなのか、どこへ流れていこうとしているのか。自分はそれをどう感じたのか。
なぜ、あのとき、当時の上司や同僚とそういった話をしなかったんだろう。聞けば必ずこたえてくれる人たちだったのに。ビクビクする必要なかったのに。もっとたくさん話せばよかった!!!と、今はそんなことを考えたりしてます。日々勉強ですよね。ま、こんな歳になってもう「勉強」とか言えなくなってきてはいるんですけどね。
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しっかり寒い冬がきましたね。今年はイルミネーションを楽しめますように。なんてな。